【活動報告】7月の自己洞察瞑想療法を学ぶ会
昨日、予定通り7月の自己洞察瞑想療法学ぶ会が行われました。
前半の説明会+セッション1体験会に参加してくださった方は、2名いらっしゃいました。
簡単な自己紹介の後に、マインドフルネスについて、自己洞察瞑想療法について、
そして、うつや不安障害やストレスと脳や身体の関係について説明させていただきました。
その後、学ぶ会の概要、セッションの進め方や注意事項などについて説明した後、
セッション1についての概略を説明し、ゆっくり呼吸法の実践、呼吸を観察する基本的自己洞察法の実践を一緒に行ってみました。
説明することも多くなってきており、1時間という時間をあっという間に過ぎてしまい、
質問時間や応答する時間を十分に作れなかったかもしれません。今後、時間の調整をして、もう少し余裕をもって
勧められる形にしてい行きたいと思います。
ご参加くださった方々ありがとうございました。
後半は、継続セッションの方向けの講座です。
セッション4に入る方が4名、セッション8に入る方が1名、いらっしゃいました。
全体で、基本的自己洞察の大切さポイントを再確認した後に、気持ちを落ち着けて、普段の自分の瞑想を振り返る意味で、
いつもの5分間の瞑想を行いました。
この基本的自己洞察法には、マインドフルネスのすべての要素が入っています。シンプルな実践ではありますが、
この実践を大切に丁寧に続けていくことが、マインドフルネスを身に着けていく上での一番の近道だと思います。
ブログにもそのあたりを書いてありますので、よかったら参考にしてくださいね。
その後、セッション4についての解説を行いました。
セッション4は価値と願いについて、そして連鎖分析というのがテーマになっています。
価値や願いは大切なものですが、その持ち方、使い方いよっては、今の状況をより苦しいものにしてしまうことが
あるため、その注意点について説明しました。
また、連鎖分析では、セッション3の実践で行った感情の観察を起点として、前後の連鎖を探っていく方法を
アドバイスしました。
感情が動くこと、その前に何かがあるのはわかるのだが、具体的に何が起こっているかがまだ把握できないといった
質問を頂き、答えさせていただきました。こういった具体的な質問は、普段の実践を行っているからこそ出るものであり、
講義が活性化するので、非常にありがたい質問です。
5分ほどの休憩をはさみ、セッション8の解説に入りました。
セッション8では、基本的な洞察のスキル、受容のスキルができてきたので、いよいよ、自分の具体的な
課題や問題とかかわっていきます。
それまでのセッションが十分に身についていない、特に「受容」」という事が、十分に実感として理解され
身についていないと、本音への取り組みや、ここから実際の課題での取り組みで調子を崩してしまうことが
多いです。
また、意志作用の働きをよく理解して、その意志作用がうまく働いている実感を得ていくことも非常に重要です。
その上でポイントとなるような事をいくつか解説していきました。
人によっては、ここまでの段階で、すでにある程度自分が問題だと思っていたことが解決してきている
方もいるかもしれません。それはすばらしいことですが、過去の問題やつらい時期が大きかったために、
まだ今もある様々な課題が見えなくなっているということもあります。
些細なことでかまいません。むしろ大きな漠然とした悩みより、実生活の中の些細な課題の中にこそ、
新たな気づきが隠されていることが多いです。そういった些細な課題を、実際に書き出して、取り組んでみることが
大切です。
今回も充実した会を行うことができました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
次回は、8月の会になりますが、会場が取れなかった関係で、7月31日(火曜日)の開催になります。
変則的になるため、開催日にご注意ください。またHP上なので、詳細を公表していく予定です。
9月の学ぶ会も、会場が1週間ほど貸し切りになってしまう関係で、8月29日(水曜)になる予定です。またその日は時間が確保できなかったため、継続セッションのみを行い説明会は開催しない予定です。ご注意ください。
文:中安