【活動報告】 引きこもり当事者向けマインドフルネス体験会 with 新月カフェ

【活動報告】 引きこもり当事者向けマインドフルネス体験会 with 新月カフェ

昨日、予定通り引きこもり当事者向けマインドフルネス体験会 with 新月カフェが開催されました。

参加者は、途中参加の方、過去にも参加してくださったリピーターの方も含めると7名の参加者がありました。
今までで一番多くの方に参加していただきました。

始めて体験会に参加される方は3名でしたが、皆さん、本を読んで来たり、禅を体験されていたり、まったく知らない状態からという方はいませんでした。

私が体験会などを始めた3年ほど前から考えても、マインドフルネスの認知度は上がっているなーと感じています。

本など様々な情報も多く出回るようになりました。

 

私自身、久しぶりの体験会開催で少し緊張したのですが、皆さんの反応も大変よく、気持ちよく進行をさせて頂くことができました。

まずは簡単な自己紹介と説明の上で、さっそく自然な呼吸を観察する瞑想をやってみました。その後で、マインドフルネスとはどのような状態か、瞑想とはどのような目的で行うか、といったことを説明して、再度、今度は、呼吸を数えながら吐く息を気持ちゆっくりにする「ゆっくり呼吸観察法」で瞑想を行ってみました。

自分の意識が、短い時間でもすぐに他の事を考えたり、それまで聞いていた音楽が頭の中に流れだしたり、昨日のことなどを思い出したりと、様々に動き出してしまう様子を実感していただけたと思います。

そのあと、意識を視覚、聴覚、身体感覚にそれぞれ向ける瞑想をやってみました。

これは人により集中しやすい感覚、気を取られがちな感覚など様々な違いがあります。視覚に集中することでより意識を「今ここ」に向けていることがやりやすくなった、聴覚に意識を向けようと思うと、頭の中で歌が流れてしまう、など非常に自分の意識の動きや感覚の変化を敏感に感じ取っていただいている感想が聞かれました。

そこで一度休憩とし、二部では、実生活の中で行える瞑想として、「食べる瞑想」を行ってみました。

日常的にやっている「食べる」という行為を、インストラクションに従いながらゆっくりと意識を集中して行っていきます。手に食べ物を置いた時点から、すでに唾液が出始めたり、胃腸が動いたり、様々な事を身体は行っていきます。そして、新たな刺激が感覚から入るたびに、それに刺激されるように、意識は様々な事にさまよい出していきます。

我々は、日常生活を普通に「今、ここ」を生きているつもりでいますが、普段の食事や生活などで、いかに「今、ここ」ではない時間を過ごしているか、少しは感じていただけたのではないでしょうか。

1時間半の体験会のため、これで実践は終了とし、感想などを伺いました。

短い時間ではありますが、おおむね前向きな感想が聞けて私としてもうれしかったです。私自身、マインドフルネスの実践を続けていると、ついつい、座って瞑想しているときだけ、マインドフルネスな意識の使い方をして、それが終わってしまえば満足して、マインドフルネスの事など忘れてしまうという事が多いのですが、改めて、普段の生活の中でどれだけマインドフルネスな意識の使い方を実践していくかということが、大切だと感じています。

1回の体験会では、実感できることにも限界がありますが、ぜひ少しずつでも続けて頂き、自分の意識にマインドフルネスな使い方がしみこんできた時に、ある時ふと現れる「気づき」の瞬間を体験いただけたらと思っています。

続いて、小松さん主導による新月カフェの時間に入ったのですが、それぞれが最近体験したことなどを、それぞれが話したいように、話しているのですが、それぞれの発言が共鳴して、私自身、今回の体験会で提供した以上のものを気づかせてもらったように思います。

また、少々自信を失っていた私自身に、今の私自身でまったくもんだいないよというような、背中を押してもらったような気がしました。

私にとっても、大変学びの多い会になったので、また機会があれば、新月カフェと一緒にコラボさせて頂く機会を作りたいと思います。

今回、参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

次回の開催は未定ですが、また開催する際はHP上で広報していきたいと思います。よかったらご参加ください。

ではでは、活動報告でした。

文:中安

 

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