【活動報告】 3月のマインドフルネス体験会

【活動報告】 3月のマインドフルネス体験会

 昨日、マインドフルネス体験会が無事開催されました。

 参加者は1名の方が来られなかったため、1名のみの参加でした。

 

 最初に簡単な主催者自己紹介、その後、会の趣旨や注意点を簡単に説明し、資料を用いての説明、実践へと続けていきました。

 

 最初は、自然な呼吸に意識を向けて観察する方法を行い、自分の意識がいかに落ち着きなく動こうとしているのかという点に気づいていただきました。

 

 そこでマインドフルネスとはどういう事を言うのか、それに対し、我々の意識は普段、どのように働いているのかということを資料を用いて説明しました。

 

 最初の実践で、今回の体験者さんは、普段の呼吸が浅いこと、身体に意識を向けるのに努力が必要な事、そして身体に意識を向けるとベルトの締め付けなどを感じることなど、身体の緊張などを強めに感じる印象があったので、呼吸を数えながら、呼気を気持ちだけゆっくりと行い自律神経を整えていく呼吸法を行ってみました。

 

 自律神経調整効果を感じるためには、10分以上くらいは続けなければならないので、そこまでの変化を体験会で感じるのは難しいことですが、自然な呼吸を観察するときと比べ、呼吸を数えたりする行為が含まれることで、自分の意識がさ迷いにくくなるなど、ちょっとした意識の使い方でも、集中の度合いが変化することは感じていただけたと思います。

 

 その後、見る、聞く、感じるといった部分に意識を向けて、その時に生じる自分の意識の動きなどを観察する実践を行ってみました。見る、聞く、感じる、それぞれの感覚に特徴があり、また人によっても、意識を向けやすい感覚や向けにくい感覚などがあります。

 体験者さんは、視覚に意識を向けると、ちょっとした視覚の動きや他のものに意識が動きやすいということに気が付き、逆に身体に意識を向けるのは努力が必要だが、それ故に、意識がそれにくいという事に気がつかれました。初回の体験にかかわらず、非常に繊細な違いに気づいており、すらばらしいと思います。

 

 第一部では、基本的なマインドフルネス実践法を学びました。ここで休憩を入れて、第二部は、日常生活の中でも取り入れられるマインドフルネス実践法を体験していきます。

 

 その中でも、第二部では「食べる」ということ、そして「歩く」という事の中で行っていける実践を体験してみました。

 

 掌に載せた食べ物を指示に従いながら、意識を集中し、どのような事が同時並行して自分の中に生じていくかということを観察していただきました。そして、感想や体験をお聞きした後、今度は、ゆっくり歩きながらその感覚に意識を向ける方法、普通にあるく中で意識を向けていく方法を体験してみました。

 

 その後に、マインドフルネスを行っていくことで我々の中に生じる変化や、どのようにしてリラックス効果、ストレス低減効果が生じてくるのかという事を解説しました。

 

 体験者の方との意見交換にて、やはりこういったことをどのように続けていくかということが非常に大切だということが共有されました。

 ここはとても大切なことで、マインドフルネスは身に着けることによって効果が現れたり、意味を成していくものです。私自身も体験会を開催はしていますが、体験をするだけでは、どうしてもマインドフルネスそのものを理解していただくことは難しく、実践を継続し、身に着けていくことで初めてわかってくることがたくさんあります。

 何とか興味を持っていただいた方、マインドフルネスを身に着けることで、様々な効果を得られそうな方には、実践を続けてもらって、実感していただけたらと考えており、勉強会やマインドフルネスをステップごとに学んで身に着けられるようにしていける自己洞察瞑想療法を学ぶ会などを開催しています。

 

 今回の体験会でも、体験者の方は、様々な体験や感想を共有していただき、こちらとしても学ぶことが多くありました。参加してくださった方、本当にありがとうございました。

 

 今後の体験会の開催は、今のところ未定となっておりますが、今後の予定はまたHP上やFacebook活動ページにてお知らせしていきたいと思います。

 また、上記にも書いた、マインドフルネスを一からステップで学んでいける自己洞察瞑想療法を学ぶ会を月1回づつ開催しております。

 

 ぜひご興味のある方は、一度、HPなどをご覧いただき、お気軽にご質問や参加申し込みをしていただけたらと思います。

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