【活動報告】
昨日、予定通り5月のSIMTを学ぶ会・説明会が行われました!
説明会の参加者は3名。うれしいです。
説明会では、初心者向け・初参加の方向けに、マインドフルネスや自己洞察瞑想療法についての簡単な解説を行い、うつや不安障害、そしてストレス下では、どのような反応を人の身体が示すのかを説明し、うつや不安障害が治りにくいわけを説明していきました。
その後、この会の進め方や趣旨、注意事項などを説明し、セッション1の実践へと移っていきました。
セッション1の実践では、概要を基にセッション1についてコツや注意点などを説明しました。その後、課題の実践を一緒に体験してみました。時間が無くなってしまったため、食べる瞑想(傾注観察)についての実践はできませんでしたが、ゆっくり呼吸法の実践を一緒に行いました。
質問では、「定期的な出席が難しい場合はどうするのか」や「続けるのが困難な場合、ストレスな状況が続いている場合の続け方」などの質問が上がりました。なかなかすぐに状況が変わらない状態においては、SIMTの実践を進めるのが難しい場合があります。この辺りは大変個人差があり、それぞれの状況に応じた対応が必要になると思います。
SIMTの実践自体は、継続的に行っていただき、理想的には毎月の出席が、SIMTの実践を続けるうえでも望まれますが、それができなければSIMTが習得できないわけではありません。出席が難しく、習得がうまくいかない場合には、同じセッションを続けてやることも可能です。またストレスフルな状況において、実践を行っていくことは難しいですが、それも本人のペースを尊重してもらって構わないと思います。しかし、ストレスフルな状況だからこそ、SIMTの実践を行っていくと、学びが深いことが多いです。一つ一つの実践は難しいことではないので、少しゆっくりのペースで構わないので、続けることをお勧めします。どのようなペースで、どの実践をやっていったらいいかなどは、講習会でご質問いただければ、その都度、相談に応じるつもりです。
1時間を少しオーバーする形で説明会を修了し、継続参加の方向けの学ぶ会にうつりました。
学ぶ会では、いつもの5分間瞑想ののち、各セッションの説明に移っていきました。
今回は、臨時の参加の方も含め、セッション2の方が5名いました!(これまたうれしい)
セッション2については、概要を説明しながら、ポイントとある心理現象に名前を付けるという課題についてのコツなどの説明をしました。
また、基本的自己洞察(毎日の瞑想)の中でこの実践をやるコツを「集中と気づきの違い」という観点も踏まえて説明しました。
今日は、セッション2とセッション6のところだけだったので、じっくり説明ができたと思います。
また、注意の分配の練習として、身体の感覚に意識を移動させて行うボディスキャンを一緒にやってみました。身体の感覚に意識を向ける訓練を重ねると、リラックス効果の方か、自分の感情や心理現象の変化にも気づきやすくなっていきます。
セッション6の参加は3名(続けてくれていてこれまたうれしい!)
セッション6の説明では、いよいよ本音を観察する課題が入ってきます。本音を、直接、思考のレベルで探そうとしてしまうと、どうしても思考を膨らませ、感情を膨らませ、体調を崩してしまうことが多いです。
大切なのは、セッション2~5でやっていたように、ただ思考のチェックを繰り返し、思考の種類を特定、キーフレーズをチェックしていくとことで、そうすると、徐々に特定思考というのが浮かび上がってきます。それがわかるようになったら、その後ろに働いている価値や評価基準をちょっとチェックしてあげることです。
本音も、自分で探しにいくものではなく、実践が進んでいくと少しずつ浮かび上がっていくものなのです。
その過程で、自分がついついしてしまう、評価や思考を棚上げしていく、一度手放す、そのままおいておく、というトレーニングを積み重ねておくことが大切です。
講座の最後には、いくつもの質問もでました。
皆さん、とても真剣に取り組まれているのがわかります。課題を行うのは皆一緒かもしれませんが、行う状況や個人の得意とする感覚、感じ方はひとそれぞれです。その中で、自分の感覚として、洞察をすること、名前を付けることなどのコツをつかんでいくことが大切です。
今回もとても興味深い会になったと思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
今後も人数が増えてきたら、セッション6以降とセッション2~5までの日程を検討中です。
また、今後、日記指導や個人セッションやPCなどを使った遠隔セッションも検討していきます。
興味のあるかは、今後もHPで情報をチェックしてみてください!
ではでは、次回は、6月5日(火)に開催の予定です。またHPで広報しますので、ぜひご覧ください!
(文:中安)